某月某日に行われた突発竜崎受えろちゃっとの中で生まれた珠玉の名作「だんごむし」。打ち合わせなど一切なく、方向性も決めず勝手にリレーした割にまとまっているのは、シンクロ率400%を超える「悔しいけど、松Lなのよね」な竜崎スキーたちのなせる技。 途中で終わっておりますが、宿題にしたので、そのうち参加者たちが、それぞれの解釈に基づいて、続きなり派生新作なり、イメージイラストなどをサイトで発表してくれることでしょう〜! おたのしみに! |
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竜崎はいずれ、まんまるな球体のようになって、全てのものからの圧力に耐えうる体を手に入れようとしているようだった。 そのまんまるな竜崎の丸い背骨の凹凸を、僕はそっとなぞってみる。 僕は球体に近づこうとする竜崎を救わなければ・・と思った。 だけどこのままにしていいんだろうか? ここで手を離してしまえば、竜崎はまた土の中で眠るダンゴムシみたいに、頑に身を丸めて、外の世界に出ようとしないのだろう。 「竜崎・・・」僕は、固い台地にじょうろでみずを染みこませる様に 僕のしていることなんて、役にも立たないのだろうけれど、でも僕は竜崎のそのまるまった背中が、拒絶しながらも外へ向かって何かを求めてるような気がしたんだ ちいさなやわらかい貝殻のばすように僕は彼の背中にふれる。 竜崎が顔の前で組んでいた腕の間から僕を見た。 団子虫は、少しずつ背中を伸ばそうとしている。 ゆっくり優しく、でも男の力で、竜崎の足を下ろさせて体を伸ばさせる。 この背は彼のやわらかい鎧なのだ。 竜崎はまた身をすくめようとしたけど、もう僕のからだと密着してるからできなかった。 ぼくは、不意に田舎の少年時代を思い出す。 竜崎は僕の肩口に顔を埋めて、小さい小さい声で「ばか、まつだのばか、」と繰り返した。 余裕が無いのは僕も一緒で、泣きたい気持ちだって、竜崎も一緒なんだと思う。 呟きと共に耳許にかかる息に、僕も肌を粟立たせる。 以下次号!各自宿題! |
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